平面度の精度が要求される船舶ハンドル部品
船舶ハンドルメーカーのM社さんにいただいたお話は、船舶ハンドル部品の油もれを防いでほしいというものでした。
油もれを防ぐためには、かなり高い加工精度が要求されるのですが、内製では対応できなかったため、何社もトライを依頼したそうですが、その精度を出せる加工業者を見つけることができずに、困っていらっしゃいました。
当初、M社さんは、研磨加工で精度を出すことを考えておられましたが、とにかく、コストをかけすぎることはできないし、対応できる業者はなかなか探せないしで、担当者さんは、とても悩んでおられました。それで、紹介で、うちのことをお知りになり、切削で対応できるのであれば、対応してほしいとのことでした。
図面を見て、平面度を1000分の2以下にしなければならないとわかり、本当に切削加工で精度が出せるかどうか、ひるみましたが、今までつちかってきた経験と、加工ノウハウをフルに活用した結果、要求どおりの精度を出すことができ、油もれをきっちり防ぐことに成功しました。
それ以来1万個ほど加工させていただいてますが、1個も不良を出していません。
担当者さんにも、たいへん喜ばれており、お役に立ててよかったです。